本庄〜長野IC〜姫川源流湧水〜栂池パノラマウェイ〜栂池自然園〜栂池パノラマウェイ〜牛方宿〜長野IC〜本庄
姫川源流湧水
糸魚川で日本海へ注ぐ姫川の源流部は、白馬村の南端にある佐野坂の東に位置する。
何ヶ所かある源泉のひとつ。昭和の名水百選に認定されているが、上部に民家や畑があるので飲用にはならないようだ。事実、汲んでおいたペットボトルには小さなゴミが沈殿していた。
バイカモ(梅花藻)−キンポウゲ科
冷たい清流を好む水草で、魚が産卵することでも知られるが、その生育域はかなり狭められているらしい。筆者が住む町の川でも昔は見られたが絶滅してしまった。もう半世紀も前のことである。
ツリバナ(吊り花)−ニシキギ科
道端に真っ赤に色づいていた。
ゴンドラとロープウェーを乗り継いで30分。標高1850mは紅葉真っ盛りだ。
自然園駅前からまぶしいばかりの紅葉。
自然園入口から園を取り巻く山々。白馬岳、小蓮華山、白馬乗鞍岳。
浮島湿原から池塘に映る白馬岳。
休憩所のテーブルに上がり、回りの人のひんしゅくを買いながら撮った一枚。
急坂を登りつめると目の前が開けて、
杓子岳から爺ヶ岳までの後立山が姿を現した。
ドウダンツツジの紅葉と遥か下には小さく雁股池の青い水な面。
左どなりには名称のもとになった栂池があるはずだが見ることはできなかった。
自然園内の最高地点、標高2020mの展望台から。
左から右手前へ、
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、不帰岳、天狗の頭、白馬槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳。
このパノラマ写真を撮ったすぐあと、展望台は霧に包まれてしまった。
もう一つの展望台、展望湿原はまったくの霧の中。しばらく待ったが霧の晴れることはなかった。
銀名水。
モウセン池の下にある銀名水は水飲場の10mほど流れをさかのぼった辺りで湧いているらしい。この水は正真正銘の名水で、その場で沸かしてドリップコーヒーを入れて飲んだが、この上なく甘美な味わいであった。ただ公園内では火気禁止であったらしい。お昼にはカップラーメンも沸かして食べてしまっていた。知らなかったのだ。
帰り道はずっと霧で、もう見られないとあきらめていた白馬三山が、最後の最後でそろい踏みしてくれた。
牛方宿(弘法清水)
栂池高原スキー場から車で数分北に行った牛方宿。大町から糸魚川へと続く「塩の道」沿いの宿場である。ここから川沿いを3,4分下った所に清水が湧いている。苔むした石の船が2つありどちらも清冽とはいえない水が溜まっていた。飲めるとの情報もあったが浸み出し程度の水量でなめる気にもならなかった。