日時 2016.8.6(土)〜9(火)
場所 雲ノ平(北ノ俣岳・黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳・祖父岳)
第3日 鷲羽岳・水晶岳(黒岳)・祖父岳
8月8日(月) 快晴
三俣山荘(4:30)・・・(5:25)鷲羽池口(5:40)・・・(5:55)鷲羽岳[2924.4m](6:15)・・・ワリモ岳[2888m](6:50)・・・(7:05)ワリモ北分岐[2800m](7:20)・・・水晶小屋(7:45)・・・(8:30)水晶岳[2977.7m・2986m](9:00)・・・水晶小屋(9:30)・・・(10:05)ワリモ北分岐(10:40)・・・岩苔乗越[2725m](10:45)・・・(11:25)祖父〔じい〕岳[2825m](11:40)・・・祖父岳分岐(11:55)・・・スイス庭園(12:25)・・・(12:45)雲ノ平山荘[2600m]〈昼食〉(13:40)・・・祖母〔ばあ〕岳[2650m](13:55)・・・奥日本庭園(14:10)・・・アラスカ庭園(14:30)・・・(15:40)薬師沢小屋[1912m]【素泊り】
歩行時間 三俣山荘(1時間10分)鷲羽岳(2時間)水晶岳(1時間50分)祖父岳(1時間)雲ノ平山荘(2時間)薬師沢小屋 計8時間
獲得高度差 950m
鷲羽岳へのザレ場斜面。 5:00
鷲羽岳中腹からのパノラマ。 5:10
後立山北部の拡大版。
朝早いこともあり154kmかなたの富士山もうっすら見ることができた。
影鷲羽と黒部五郎岳。
5:55〜6:15
ワリモ岳からの鷲羽岳。ワリモ岳の山頂は崩れやすい岩塊なので標識は巻道沿いに設置されている。筆者は登ったがあまり立ち入るのは芳しくないようだ。 6:50
ワリモ北分岐にザックをデポし水晶岳を往復する。
水晶小屋を過ぎたあたりからの水晶岳。 7:50
水晶岳の山頂付近には水晶の破片が散見されるという。山名もそこから出たのであって、確かにそれと思しき光る石を見出すことができる。2個拾っていま手元にあるが本物かどうか筆者には判断する知識がない。
また水晶岳は別名を黒岳というがこれは山肌が黒いせい(筆者は特に黒いとは思わないが)であろう。元々は黒岳が正式名称であったが、今では水晶岳、別名黒岳が定着してきている。
陽も高くなり富士山は霞に隠されてしまったが、ワオ! 今度は南アルプスの悪沢岳や志賀の岩菅山を確認することができた。
8:30〜9:00
さっきの分岐に戻り岩苔小谷と薬師岳を俯瞰する。この沢を3時間下ったところに高天原温泉がある。 10:30
岩苔乗越へはわずかに下り、黒部川の源頭部を左に見送れば、今回最後の登山となる祖父岳への登りに取り付く。
祖父岳
平坦な山頂にはいくつものケルンが建っていて霧に巻かれた際の道しるべになっている。雲ノ平を作り出した溶岩を流出した火山だそうだが、今は山頂付近に累々と堆積した火山岩にその面影を残すのみである。
黒部川の源流部と三俣山荘。
11:25〜11:40
雲ノ平への下りから水晶岳。 11:50
雲ノ平のスイス庭園から水晶岳。このシーンが見たかったのだ!
12:30
祖母岳からのパノラマ。岳などと名は付いているが辺りからちょっと高いだけの溶岩台地である。左から薬師岳、赤牛岳、水晶岳、祖父岳。 13:55
奥日本庭園もアラスカ庭園も針葉樹林の中に木道が付けられているだけで、だんだん雲ノ平のイメージではなくなっていく。
アラスカ庭園からの水晶岳。 14:30
木道が終わると湿った滑りやすいゴロゴロ石の急坂との格闘となる。展望もないので頻繁に高度計を見ながら早く終われと念じながら下ったのだった。
吊り橋で黒部川を渡れば薬師沢との合流点に建つ薬師沢小屋がある。 14:50
爽やかな水音を聞きながら大量のビールで盛り上がったのは言うまでもない。