日時 2017.5.3(水)〜4(木)
場所 景鶴山 2004m・与作岳(松粠高山)1933.0m
過去の尾瀬エリアの記事はこちら☟
2014.6.3 http://d.hatena.ne.jp/wsbkm777/20140613/1402633129
2016.9.2 http://d.hatena.ne.jp/wsbkm777/20160906/1473154354
景鶴山は尾瀬ヶ原の北面、群馬・新潟県境にあるが、登山道がなく残雪期にのみ入山を許された山である。以前は一部のマニアに登られていた程度だが、標高にちなんで2004年の山として紹介されてからは多くの登山者が訪れるようになったという。
今回は下田代キャンプ場にテント泊をしての挙行となったが、重い荷物を背負っての尾瀬ヶ原横断はややきつい。今年は残雪が多く橋の上以外はすべてが雪道、また気温が高いためにグズグズで、平らだと思っていた雪上歩きも、意外にデコボコが多く難渋した。雪は山にだけあり、原には木道が出ていたほうが条件はいいのかもしれない。
しかし好天に恵まれた2日間、展望はほしいままにした。山肌に雪を残した上信越、会越の山々はすべてが名山に思えたほどだった。
5月3日(水) 快晴 うす雲あり
本庄(5:40)〜赤城高原SA[朝食]〜沼田IC〜(7:40)戸倉P(8:20)〜乗合タクシー〜(8:45)鳩待峠(9:10)・・・川上川(10:10)・・・(10:15)山ノ鼻(10:40)・・・(11:15)牛首(11:30)・・・下の大堀川橋(12:00)・・・(12:15)中田代ベンチ[昼食](14:30)・・・竜宮(12:50)・・・竜宮小屋(12:55・・・(13:00)沼尻川(13:15)・・・(13:45)下田代キャンプ場[テント設営](14:30)・・・(15:30)平滑ノ滝上(15:55)・・・(16:50)下田代キャンプ場【泊】
歩行時間 5時間20分
鳩待峠からの至仏山。 9:10
川上川と至仏山。 10:00
山ノ鼻からの至仏山と燧ヶ岳。 10:15〜10:40
牛首を流れる上の大堀川に映る燧ヶ岳と至仏山。 11:20〜11:30
下田代キャンプ場にテントを設営後、三条ノ滝見物に出かける。
ここから先はヤセ尾根のクサリ場となって三条ノ滝へと続いているのだが、雪の付き方が非常にが悪く、道具を持たない時間つぶしの物見遊山で訪ねられるレベルではなかった。
帰り道で、原の彼方に建つ東電小屋を見つけ、明日の方向を見出せたのは収穫であった。
5月4日(木) 快晴
起床(4:00) 下田代キャンプ場(6:00)・・・東電尾瀬橋(6:30)・・・(6:45)東電小屋(7:10)・・・群馬新潟県界尾根取り付き(7:20)・・・(9:30)与作岳[松粠高山]〈1933.0m〉(9:45)・・・1860mコル(10:00)・・・(10:30)景鶴山(10:55)・・・(11:55)ケイズル沢(12:05)・・・上ヨサク沢(12:25)・・・ヨシッポリ田代(12:40)・・・(12:50)東電小屋(12:30)・・・ヨッピ吊橋(13:55)・・・1398m基準点橋(14:20)・・・牛首(15:05)・・・(15:40)山ノ鼻(15:55)・・・(17:15)鳩待峠(17:20)〜タクシー〜(17:40)戸倉P(18:00)〜夕食〜沼田IC〜(20:20)本庄
歩行時間 9時間10分 うち東電小屋から景鶴山の周遊 4時間50分
獲得高度差 900m
テント場から朝の至仏山。 6:00
下田代からの景鶴山(中央奥)。雪原の上を手前の笹山に向かって進む。正面やや右寄りに東電尾瀬橋があるはずだ。 6:15
木道が出ていないので東電尾瀬橋を見つけづらいが、ダケカンバ林に一本だけあるこの大きなカラマツが目印になる。この木の右、150mに東電尾瀬橋はある。 6:25
東電小屋からの景鶴山。東電小屋はまだ閉まったままだが、ここに荷物をデポしアタックザックで景鶴山を目指す。 6:45
1700mを超えると下田代方面の展望が開けてくる。 8:45
山頂直下のナイフリッジ。6本アイゼンで問題なくきたがここだけはもっと爪がほしかったな。 10:20
平ヶ岳。
苗場山。
黒岩山と尾瀬沼。
荒沢岳と守門岳(右奥)。
距離182Km の富士山もうっすら。
10:30〜10:50
下山は景鶴山の基部から南東に延びる尾根を下り、途中から徐々に右手のケイズル沢へと下り立つことにした。
下田代とケイズル沢。ケイズル沢の雪面にはたくさんのシュプールが見て取れる。 11:30
尾根から外れるのが遅かったのかもしれない。裸の急斜面を下降するはめに・・・。 11:40
ヨシッポリ田代からの燧ヶ岳。東電小屋が近づいた。 12:40
荷物をまとめ重いザックを背負いなおす。ここからが長く実につらかった。明日、仕事を入れてしまったのでどうしても帰らなければならないが、余裕があればもう一泊しただろう。
細い鉄骨の上をロープにつかまり慎重に渡るヨッピ吊橋。 13:55
1398m基準点付近の直角二連橋。こちらの橋の鉄骨は、幅はあるがつかまるものがない。 14:20
最終の乗合タクシー(14:30)には間に合わず、待機していたタクシーに通常の料金で戸倉Pへもどった。