落沢岳・しれいた山

日時 2015.12.9
場所 落沢岳(797m)・しれいた山(641m)
天気 快晴





しれいた山からの落沢岳(上)            
風口橋からのしれいた山(下)


過去の西上州エリアの記事はこちら☟ 
2015.2.28 木々岩峠・小沢岳 http://d.hatena.ne.jp/wsbkm777/20150306/1425611499
2014.12.9 赤岩岳 http://d.hatena.ne.jp/wsbkm777/20141210/1418202211
2013.3.8 高岩 http://d.hatena.ne.jp/wsbkm777/20130317/1363508257 
2012.3.25 観音岩・九十九谷 http://d.hatena.ne.jp/wsbkm777/20120329/1332987398




 落沢岳、しれいた山といわれても即座に思い当たる人は少ないだろう。場所は群馬県下仁田町。近くに鹿岳、四ツ又山という西上州ではわりとメジャーな山があるが、こちらには登山道はなく目立たない。でも、あの小尾根あの岩峰が気になるんだよなっていう、西上州キラーの最後の落し場ともいえる山域である。落沢は北麓にある集落からの命名、しれいたは山頂南面の岩肌を「白い板」に見立てて名づけられたと思われる。



Pを起点に時計回りで周回した。



本庄(5:40)〜(6:40)下仁田IC〜南牧川支流大萱川P(6:50)・・・沢の合流点(7:40)・・・(9:40)落沢岳(10:00)・・・(11:00)ロープ下降(11:30)・・・コル(11:45)・・・(12:00)しれいた山(13:20)・・・二俣尾根(14:00)・・・アンテナ(14:10)・・・風口橋(14:25)・・・下郷集落・・・(15:00)大萱川P〜下仁田IC〜本庄

歩行時間  6時間10分
獲得高度差 600m


 大萱川の左岸に沿って舗装道路を行くが、すぐに砂利道となりそれもいつしか細道に変わる。正面に小尾根が現れるので左右からの沢の合流点を、北の尾根へトラバース気味に這い上がる。


沢の合流点から右股を見上げる。 7:40

 
 傾斜は急で足場もグズグズ、慎重にホールド・スタンスを見極めながら30分の頑張りで稜線に立つことができた。



稜線からの鹿岳としれいた山。 8:10 


 道とはいえない踏み跡が尾根上に続き、次から次へとやせ尾根と小ピークが現れる。2万5千図では表せない出っ張りをいくつも乗り越え、本日の最高点である落沢岳に着いた。これまで木立に邪魔をされて展望はなかったが、ここで一気に視界が開けた。




白雪を乗せて八ヶ岳も(左から赤岳、横岳、硫黄岳)。 9:45


 落沢岳は東西2つの峰からなっていて、しれいた山へは東の端からガラガラの急斜面を下る。そしてコルへの中間地点には20mの懸垂下降が待ちかまえていた。同行の設楽氏が木の幹にロープを巻き付けエイト還をセットして華麗に下っていったが、筆者は何も持ってこなかったのでロープにぶら下がりスルスルっと生で下ってしまった。

20mのガレ場をロープで下る。 11:10


 コルでいったんなだらかになるが、しれいた山へ向かって再び小ピークの連続となり、最後は「蟻の戸渡り」風のやせ尾根を経て「しれ(白)ーいた(板)」の絶頂に立つことができた。


落差数十メートルのしれいた岩峰の山頂から四ツ又山と鹿岳。



東から南、西への展望。



「めぬま」と書かれたリボン。「妻沼山の会」の大島さんが結んだのだろうか。
12:00〜13:20




二俣尾根付近からのしれいた山。



近くには、熊の爪痕?!
14:00