餃子を食べに宇都宮へ行った。
だが餃子に関する写真はない。
まずは宇都宮駅東口の「みんみん」。いつも待ち客が多く並んでいて、時間がかかりそうなので隣の「健太餃子」で我慢していたが、今日は早めに到着し(11時半)、5分待ちでテーブルに着くことができた。
焼(やき)1、水(すい)1とライスが付いて560円のを注文した。焼はかじると中から汁がしみ出すタイプで、キャベツも粗みじんでしっかり羽根もできている。確かに美味い逸品である。水では汁のしみ出す実感がないので、他との違いが感じられないのが残念だ。
食後、散歩に向かう。
宇都宮駅東口に鎮座する二荒山(ふたあらやま)神社。下野国一の宮である。
街中を流れる田川ぞいのサクラ並木。枝垂れは他より開花が遅いのでいま満開である。
次の餃子は東口にある「正嗣」。みんみんと並ぶ宇都宮餃子の元祖的存在。ここもいつもたくさんの客が並んでいるのだが、時間をずらしたため10分待ちでイスに座れた。
コの字のカウンターしかない店内は餃子の匂いが充満している。ここには焼と水の餃子しかない。ライスも飲み物も置いてないのだ。
元祖(本家?)だけあって具も皮も焼き方も自信に満ちている。汁は出ないタイプでキャベツの切り方は粗くはない。羽根のつき方が芸術的である。
みんみんとどちらが? と訊かれてもやはり困る。どちらも美味いのだ。
大蛇が棲んでいたこともあるのだろう。金運に恵まれるといわれる白蛇が祀られている。
昭和の名水100選に選ばれた弁天池湧水。水は池の底からこんこんと湧いているそうだ。池の周りに水汲み場はなく、車道をへだてたホテルの玄関先に、石組みと竹筒をしつらえた水飲み場ができていた。