目指すはムーミン谷から緑褐色の秘湯 秋田駒ヶ岳から国見温泉と姫神

7.12  【姫神山】
日時   2015.7.12(日) 晴れ
場所   姫神山(1123.8m)





本庄駅(6:27)〜高崎線〜(7:27)大宮(8:02)〜東北新幹線はやぶさ3号〜(9:52)盛岡駅(10:00)〜(10:50)一本杉登山口[昼食](11:20)・・・一本杉(11:40)・・・五合目(12:00)・・・六合目(12:10)・・・八合目(12:30)・・・(13:15)山頂(13:40)・・・七合目(14:20)・・・六合目(14:25)・・・五合目(14:34)・・・(14:45)一本杉清水[飲用不可](14:55)・・・(15:10)登山口(15:20)〜(16:30)道の駅雫石あねっこ(16:40)〜(17:20)田沢湖高原温泉[駒ヶ岳グランドホテル]【泊】


歩行時間  登り 1時間50分 下り 1時間20分  合計 3時間10分

獲得高度差 590m





登山口の看板。
 


山岳ガイドの山田孝雄氏。NHK・BS『にっぽん百名山』の早池峰の巻で見た記憶がある。
11:10





八合目の手前で「日本百名山ひと筆書き」の田中陽希くんと出くわす。今は二百名山に挑戦中で今日は姫神山に登り下山中であった。 12:25




山頂で

岩手山



早池峰



石の祠。
13:15〜13:40




姫神山の花


ミネウスユキソウ(峰薄雪草)−キク科



バラ科の花





一本杉清水の一本杉。 14:50 






7.13 【秋田駒ヶ岳
日時   2015.7.13(月) 晴れ
場所   秋田駒ヶ岳(1637.4m)



 秋田駒ヶ岳は標高やスケール、麓からの姿かたちなどでは決して秀でているわけではなく、残念ながら二百名山に甘んじている。しかし花の種類の多さ・密度という見地からは百名山どころか三十名山に入れてもいいのではないかと思えるくらいに名花が咲き誇り、事実「花の百名山」に選定されている東北随一の山である。





前の日の夕方、ホテルの窓から見た駒ヶ岳。男女岳(左)と男岳? 7.12 18:30




駒ヶ岳グランドホテル(7:30)・・・(7:35)アルパこまくさ(7:40)〜シャトルバス〜(8:10)八合目小屋(8:30)・・・(9:10)片倉岳展望台(9:15)・・・阿弥陀池(10:10)・・・(10:30)男女[おなめ]岳(10:45)・・・(11:00)阿弥陀池(11:10)・・・(11:20)男岳コル(11:25)・・・ムーミン谷・・・(12:05)駒池[弁当](12:30)・・・大焼砂分岐(13:00)・・・(13:15)第2展望台(13:20)・・・横長根・国見温泉分岐(13:55)・・・(14:45)国見温泉(15:50)〜(16:10)道の駅雫石あねっこ(16:30)〜(17:10)盛岡駅[盛楼閣](19:13)〜東北新幹線はやぶさ34号〜(21:00)大宮駅(21:11)〜高崎線本庄駅(22:18)


歩行時間  登り(八合目小屋〜男女岳) 1時間50分  下り(男女岳〜ムーミン谷〜国見温泉) 2時間20分   合計 4時間10分

獲得高度差 590m




 ホテルからシャトルバスの出る「アルパこまくさ」まで5分ほど歩く。バスはすでに待機していて乗り込んですぐに出発した。
 30分の乗車で八合目に到着。ガイドは昨日と同じ山田孝雄氏である。





八合目からは男女岳のすそを半時計回りに緩やかに登って行く。 9:00
 




片倉岳展望台からの男女岳。 9:10





湖の深さでは日本一423,4mを誇る田沢湖。 9:35





遠く薄っすらだが岩木山が見えた! 9:40





ニッコウキスゲ群落と田沢湖。 9:50





阿弥陀池小屋から阿弥陀池と横岳、男岳(中央奥)、男女岳(右)。



同じく阿弥陀小屋から浄土平と岩手山(中央奥)。 
10:15





男女岳へ登る途中からの早池峰。 10:20





男女岳山頂

山田ガイドと。





男岳(手前)と鳥海山。ガイド氏曰く、「この時期に岩木山鳥海山が見られるなんてめったにないこと」。





 阿弥陀池へ戻り小休止後、ムーミン谷へ向かう。




阿弥陀池西端のお花畑。 11:15



 ごく短い急坂を登り男岳と横岳のコルに立つ。風が吹き抜け気持ちのいいところだ。

男女岳(左)横岳(右)。中央が阿弥陀池だが、雨や雪が少ないと涸れてしまうこともあるそうだ。



反対側(南)のムーミン谷方向。
11:25





ムーミン谷へ下る(下から上を撮影)。 11:50




 ムーミン谷は、以前は「馬場の小道」という名称だったのが、誰が言い出したかムーミン谷と呼ばれるようになり、名が広まるに連れて人気も上がったそうである。
 もともと広大なお花畑で、特にチングルマの群落は目を見張るばかりと聞くが、今年は雪解け・開花が2週間も早く、大方は終わってしまって名の如く(稚児車)の花穂になってしまっていた。





ムーミン谷南端からの女岳とハクサンシャジン。 



大焼砂のコマクサ。 
12:50





横長根(奥へ延びた台地状の尾根)を下る。 13:15







下山した国見温泉の湯船。黄緑色の湯に白いチリのようなものが浮いていて、何の成分かはわからないが秘湯であるのは間違いないだろう。超熱めの湯でとても長湯はできないが・・・。 





秋田駒ヶ岳の花たち
ミヤマシシウド(深山猪独活)-セリ科


オオカサモチ(大傘持)-セリ科


トウゲブキ(峠蕗)−キク科


ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)-ツツジ



マルバシモツケ(丸葉下野)-バラ科


ミヤマリンドウ(深山竜胆)-リンドウ科


オノエラン(尾上蘭)-ラン科


ウサギギク(兎菊)-キク科


ヨツバシオガマ四葉塩竈)-ゴマノハグサ科




エゾツツジ蝦夷躑躅)-ツツジ科 高山植物のなかでもこれほど艶やかな色の花は少ない。大好きな花である。


ミヤマダイコン草(深山大根草)-バラ科 


チングルマ(稚児車)-バラ科 雪融けの遅かった場所に咲くムーミン谷のチングルマ群落。


ヒナザクラ(雛桜)-サクラソウ科 まだ咲き始めでこれも大群落をつくる。


トキソウ(朱鷺草)-ラン科 名は鳥の朱鷺(トキ)、色からの連想であろう。群落をつくることが多いそうだが1輪だけ咲いていた。


ヤマハンショウヅル(深山半鐘蔓)-キンポウゲ科


ツクバネソウ(衝羽根草)-ユリ科