六万騎山
六万騎山は新潟県の六日町にある321メートルの城山。全山にカタクリが咲く山で所々に大群落があるという。地元のHPによればいま満開とのこと。どんな景色が待っているのだろう。
北側の登山口に地蔵尊の社があり、山道に一歩踏み入れるや、いきなり花園が出迎えてくれた。
過去の六万騎山の記事はこちら☞ http://d.hatena.ne.jp/wsbkm777/20120701/1341135426
以下3枚はミスミソウ(三角草)−キンポウゲ科。雪割草と呼ばれるものの一つ。
純白の花びら(本当は萼片だそうだ)に鮮やかな深紅の雄しべ。黄緑色の雌しべとのコントラストがいい。
こちらは桃色系。基本は白色だが日本海側では薄紅色から紫色まで変異が楽しめるそうである。
キクザキイチゲ(菊咲一華)−キンポウゲ科
ノギク(野菊)のような花を一つだけ咲かせることからついた名前。キクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)ともいう。この花も色の変化が多い。
コシノコバイモ(越の小貝母)−ユリ科
なんとも回りくどい名前をつけたものだ。越は越後のことだが、小貝母とは小さな貝がこの花から生まれると想像したのだろうか。
クロモジ(黒文字)−クスノキ科
この木を削って和菓子の楊枝にする。香りがいいですね。
カタクリ(片栗)−ユリ科。この根から採った粉が本当のかたくり粉。
南に巻機山。
花びらはか弱く繊細だが、常緑の葉は固くしっかりしているので団扇代わりになる?
葉は芳香を放つらしい。そこで「噛む柴」、転じて「タムシバ」だそうである。
坂戸山城跡
マンサク(満作)
名前は、春早く咲くので「まず咲く」「まんず咲く」の東北訛りから出た説が有力。
坂戸山ではまだ咲き始めたばかり。雄しべ雌しべともまだ汚れてないようにみえる。
キクザキイチゲ(菊咲一華)
こちらの色は薄紫系。
ショウジョウバカマ(猩々袴)−ユリ科
猩々緋という色があるそうで、わかりやすくいうと朱肉の色。現実の花はもっと赤紫や薄紫っぽいのが多い。