苗場山(秋山郷)

日時    2010.10.11(月)体育の日〜12(火)
場所    苗場山 (2145.3m)
メンバー  設楽 和男 ・ 中田 裕之

 苗場山には19年前の1991年8月に昌次新道経由で登っている。清津川上流の赤湯に泊まり露天風呂を満喫してから、翌日は山頂でテントを張り、天の川や流れ星を眺め、また線香花火で遊んだりもした。
 広大かつ優美な山上湿原で知られる苗場山だが、入山者が少ないがゆえより美しいといわれる、秋山郷平太郎尾根からのコースを今回は選んだ。




10月11日(月) 体育の日 曇りのち晴れ
寄居(6:00)〜塩沢石打IC〜津南〜小赤沢コース三合目[自転車をデポ](9:00)〜(9:20)上野原路上駐車[登山口](9:40)・・・和山からの道と合流(9:55)・・・第一渡渉点(10:25)・・・(10:25)第二渡渉点[ヨモギドウ沢](11:25)・・・4合目[1344m](11:40)・・・5合目(12:15)・・・(12:55)6合目[昼食](13:20)・・・急登終了・・・第四渡渉点(13:55)・・・最初の湿原(14:05)・・・二つ目の湿原(14:15)・・・(15:10)小赤沢コース合流点(15:30)・・・(15:45)2060m分岐(16:00)・・・(16:00)苗場山頂ヒュッテ[苗場山自然体験交流センター] 泊 素泊まり 5.500円



苗場山上野原登山口 9:40



第一渡渉点 10:25



第二渡渉点(ヨモギドウ沢) 10:45
 幅5mの流れにフィックスが張ってあるが、水量が多く流れも速い。裸足になったところで腰まで浸かってしまいそう。上流に飛び石伝いで渡れる地点を探すことにした。



 200mほど遡った所に流れが二手に分かれ浅瀬になった場所を発見。近くに太めの流木もある。それを縦に渡し足がかりとした。




 その流木を上手に使い設楽氏はザックを負ったまま渡ってしまったが、中田は自信が持てずザックを先に放り投げておいてからへっぴり腰で渡った次第。この沢の渡渉に40分を費やした。 11:10



 1200mのヨモギドウ沢から1344mの四合目までは、全工程に鎖とロープが張られた急なジグザグ坂。ジグザグに切ってあっても急なのだ!
 その途中から見上げた名もない滝。頂上大地から落ちているのだろうか? 11:30




5合目 12:15
 所々にはっとするような紅葉が現れ心癒してくれるが、急登はいつまで続くのか・・・。

 
 6合目で昼食を食べ、7号目を気付かずに通り過ぎるといつしか道は平坦になっていた。2時間を超える急登が終わったのだろう。





ムラサキフウセンタケ 
 毒ではないが食用にはならない。
 



第四渡渉点 13:55




最初の湿原 14:05





二つ目の湿原 14:15
 このルートの湿原には木道が架かっていない。心踊る光景で、余り人に教えたくないコースだ。




小赤沢コース合流点 15:10
 大きな池塘が現れた。




 ここからは木道が山頂へと続く。 15:20  


 


蓮華から不帰までの北アルプス(奥の山並み)



鳥甲(中央)と妙高・火打(右奥)










 まるで鏡のよう。




 山頂まで20分の道端におわす9人の神々。





 長い所では3Kmにも及ぶ、平坦な苗場山の高層湿原。正面右は佐武流山。 16:10




 休業中の遊仙閣の脇に立つ山頂標識。意外にもここは展望なし。 16:30




 遊仙閣前のお立ち台から南東方向を望む。 16:40

 



10月12日(火) 曇りたまに晴れ
起床5:00 苗場山頂ヒュッテ[苗場山自然体験交流センター](6:30)・・・(6:55)2060m分岐・苗場神社(7:25)・・・(7:40)平太郎尾根・小赤沢コース分岐(8:00)・・・(8:10)坪場(8:25)・・・六合目[1750m]直下に天狗の水(9:10)・・・五合目[1580m]・・・四号目[1470m]水場(10:10)・・・(10:10)三合目[1390〜1310m]駐車場(10:55)・・・自転車・・・上野原登山口〜雑魚川林道・奥志賀スーパー林道〜(14:55)雷滝(15:10)〜(15:15)山田温泉大湯(16:40)〜須坂長野東IC〜花園IC〜寄居




5:30




 日の出前の光を浴び、サーモンピンクに染まった雲とそれを映す池塘(頂上大地の東の突端から)。 5:45





苗場山頂ヒュッテ[苗場山自然体験交流センター] 6:40
 




2060m分岐から裏岩菅山 7:00






平太郎尾根・小赤沢コース分岐から鳥甲山と坪場の2036m峰 8:10





坪場の2036m峰の途中から苗場山山頂を展望 8:20
 2036m峰は上部がヤブ漕ぎとなっていて登頂は断念した。

 



9:00




六合目の水場付近 9:10





四合目の水場 10:10





 自転車をデポした三合目から爽快なサイクリングで昨日の登山口へ到着。平太郎尾根、苗場山、小赤沢コースと辿る周遊ルートが完了した。





 前から一度はと願っていた切明温泉野点風呂は、22人もの撮影隊に占領され居場所がなく諦めざるをえなかった。腹は減っていたもののそこの施設で食事をするのも癪なので、こちらも気になっていた高山村の山田温泉へ足を延ばすことにした。

 雑魚川林道・奥志賀スーパー林道とドライブし、




志賀高原の紅葉 13:50


 木戸池を右折、紅葉が見頃な山田牧場の中を抜け、さらに下ると道路の左右に一並べ。小じんまりながら風情豊かな温泉街に導かれる。




 木戸銭300円の山田温泉大湯。透明ながらわずかに湯の花が浮かぶかなり熱めの湯である。右手前には足の湯(無料)もある。




歩行時間    7時間10分  
獲得標高差  1150m