2010.9.2〜8 世界最大の砂の島 世界遺産フレーザー島


 オーストラリアへ行ったとはいっても、日本の20倍も広い大陸のほんの一部。人の顔に例えればピアスの穴のようなものなのだ。
 ところで何故フレーザー島を選んだか。オーストラリアへ一度だけ行くなら、そりゃぁウルル(エアーズロック)へ登りたいが・・・。
 息子が期限付きでオーストラリアに滞在していて、ならば我ら両親も行っておこうというのがそもそもの始まり。期間は一週間。息子は東海岸のサンシャインコーストに住んでいるのだがそこへは当然行ってみたい。そこからウルルまで足を延ばすのは一週間では無理だという。ではどこがお勧めかと尋ねたら「フレーザー島」と応えてきたのだ。





9月3日(金)
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AM 6:30 
 成田を発って8時間、やっと陸地が見えてきた。おや、見覚えのある地形。プテラノドンの翼に似た、あれはフレーザー島ではないか! 今日の午後にはあの島に上陸するのだ。
 ブリスベン空港7時到着。現地ガイド・矢萩真樹(Yahagi Masaki)君の出迎えを受け(しょっぱなから4WD車のバッテリー上がりというアクシデントがあったものの・・・)、9時発で最初の目的地、グラスハウスマウンテンズへ向かう。






AM 10:30 
 高い山のないオーストラリア東海岸において特異な存在、13山あるグラスハウスマウンテンズの1峰。太古の火山の名残だそうだ。手前はパインナップルの畑。






AM 10:45
 角度を変えて同じ山。こちらの畑はマカダミアナッツの木。



 その木の下にちょうどカンガルーが・・・。いたにはいたが、昼間は寝ていることが多いそうだ。






PM 4:10 
 レインボービーチから南東へ、弧を描くように延びる岬を望む。






 フレーザー島上陸の前にレインボービーチを見下ろすクラブで喉を潤おす。あまり食事に期待できないオーストラリアにあって、どうやらビールは美味いようだ。スーパーで真樹ガイドお勧めの微炭酸赤ワインと、白カビのチーズを仕入れる。






PM 4:40 
 フレーザー島への最短の地、インスキップ・ポイントからフェリーに乗る。桟橋も何もない、ただ砂が堆積しただけのこれは港?






PM 4:50 
 史上最大の作戦でノルマジーへ上陸するのだ!






 たまたまオーストラリア軍が演習をしていたのだが(奥に軍用車が見える)、ムード満点だね (^_-)-☆ 
 車のわきに立っているのはガイドの真樹君。






PM 5:30 
 サンゴ海の青い海を右に見ながら、真っ白い砂浜を豪快に走る。この75マイルビーチ、インディアン・ヘッドの岬まで途切れることなく延々と続くのだ。








9月4日(土)

AM 8:00 
 ホテル「ユロング・ビーチ・リゾート」








AM 8:50
 赤い砂混じりの川の影響でレンガ色染まった砂浜。






AM 9:10 
 砂の状況をみて臨時にできるという飛行場。






AM 8:15 
 こちらは黒い砂の流れ。コーヒーロックと呼ばれる褐色の砂岩の影響だが、水そのものはいたって透明。






AM 9:40〜10:30 
 イーライクリーク。この島の東海岸へ流れ出る川としては最大規模のもの。








AM 10:50 
 難破船マヘノ号。







AM 11:20 
 ピナクルとは尖峰のこと。






AM 11:50 
 100メートルだけでもいいから運転させてとお願いしてみたら快く承知してくれた。うーん爽快! もっと飛ばせばよかったな。










PM 12:00 
 レッドキャニオン。文字通りの赤い谷。






 そしてこの島の砂は鳴き砂が多く、幼児がサンダルを鳴らしてはしゃぐような音がして、子供でなくても遊んでしまう。。








PM 12:50〜1:20 
 シャンパンプール。小さな孔のあいた岩に波が砕け泡に変わると、シュワシュワっとシャンパンを注いだときの音がするので付いた名前らしい。波のない満潮時にはなみなみと注がれたシャンパングラス風になるのかも・・・。





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 シャンパンプールの展望台から望見するインディアン・ヘッド(左上の岬)。






PM 2:40〜3:30 
 ひとっこ一人いない大砂丘、ティウキーサンドブロー。




インディアン・ヘッドで



 岬から見られた海の生き物。マンタ、ウミガメ、クジラ、サメ、そしてこれはイルカ。




PM 3:40〜4:30 
 ここは75マイルビーチの北の起点。右手に広がるのはティウキーサンドブロー。








PM 5:00 
 今日は土曜でキャンパーが多い。キャンプですることといったら飲むこと食べること、そして釣りしかないみたいでほぼ全員が釣り糸を垂らしている。
 「ギヴ・ミー」と声をかけてみた。どうやら「カモン」と応えたようだ。快く持って行けという。2種類5匹をゲット。






PM 5:10 
 フレーザー島の野生オオカミ「ディンゴ」。








PM 8:10 
 フィッシャーマンからもらった名も知れぬ魚(30センチ)をさばいてフライパンで焼く(ホテルはキッチン付き)。味付けは真樹君に借りた「Australian LAKE SALT」。ミル付きのガラス瓶に入った大粒塩を挽いて使うのだ。「うぅん、やっぱり魚は美味い!」。レインボービーチで仕入れた赤ワインも甘口で飲みやすくかなり飲み過ぎてしまった。







9月5日(日)
 今日は内陸の森林地帯へ車を走らせる。




AM 8:40 
 ユーカリ




AM 9:20 
 サティネー




AM 9:30 
 占め殺しの木




AM 9:50 
 砂上にできた世界で唯一の亜熱帯雨林。その上をを流れる音のしない川。




AM 10:25 
 カワセミの一種












AM 11:30〜PM 12:10 
 ビラビーン湖。予定していたマッケンジー湖は汚れが目立ってきたので入場規制を始めたとのこと。ガイドの話では湖面の美しさはこちらのほうが上。




 ユロング・ビーチ・リゾートで昼食・買い物をした後、フレーザー島を離れるべく島の南端へ向かう。








PM 2:30 
 おととい通ったときには暗くて撮影できなかったコーヒー色の川を渡る。






PM 3:00 
 さらばフレーザー島。大陸側のインスキップ・ポイントではカモメの大群が見送ってくれた。





 レインボービーチで給油し、その後は降り始めた雨の中を息子が住むヌーサまでドライヴ。
 荷物を下ろし事務手続きを済ませれば、今宵の夕食が予約してあり、息子がアルバイトでお世話になっている和食レストラン「WASABI]まで送ってくれるという。最後までありがとう! 真樹君。








9月6日(月)

 息子のホームシェアリング先






 木製の電柱。市街地以外はみな木製だ。太さの違い、微妙なくねりに味がある。






AM 11:20 
 サンシャインビーチ(Noosa National Park)




 

PM 12:00 
 Oyster Rocks&Alexandria Bay(Noosa National Park)




Alexandria Bay






PM 2:30 
 やっと昼食にありつけた。名物の「フィッシュ&チップス」は白身魚のから揚げとフライドポテトのこと。
 グロテスクなヤブツカツクリがおこぼれにありつこうとレストラン内をうろついていた。当たり前の光景なのだろう、地元の人は気にもとめない。






PM 3:00 
 こちらもおこぼれを狙う野鳥。平気でカフェのテーブルに降りてくる。








9月7日(火)
 今日は午後いっぱいかけ、ブリスベン経由でゴールドコーストまでのバス移動。








9月8日(水)
 JL-762 8:45発

AM 9:45 
 ノースウェストアイランド




AM 10:00 
 サンゴ海のサンゴ礁