阿寒湖に佇むリゾートホテルに連泊 阿寒湖4日間〜第3日

10月6日(火) 快晴 朝は霧
ニュー阿寒ホテル〜大空(ひがしもこと乳酪館)〜藻琴駅〜釧網線〜浜小清水〜小清水原生花園〜涛沸湖〜網走刑務所〜能取岬〜ところ道の市(昼食)〜サロマ湖口〜大空〜ニュー阿寒ホテル(泊)


 今日3日目は同行の北の爺さん夫妻の知古、鈴木さんの案内でオホーツク海沿岸をめぐる。



藻琴から乗り込み、北浜・原生花園・浜小清水と4区間釧網線の列車旅を楽しむ。鈴木さんは先回りして浜小清水駅で待機してくれることになっている。



 次の駅、北浜からは大勢の観光客が乗車し、ローカル列車の旅ブームがこんなところまで押し寄せているのかと一同ビックリである。




運転席の窓から海別(うなべつ)岳・1419,3mを望む。 10:20




浜小清水でお別れとなった「快速しれとこ」号。 10:25



 浜小清水から車で一駅戻り、臨時駅のある原生花園を見学する。

知床半島の山から藻琴山まで見渡せる原生花園の天覧ヶ丘から(写真に写っているのは知床半島羅臼岳、海別岳、斜里岳、標津山地である)。



生まれて初めてオホーツク海の水に触れることができた。すくって舐めたが他の海水より塩分が薄い気がした。 



網走方面へ続く線路。
10:40〜11:00





涛沸湖の出口にある水鳥・湿地センターから、涛沸湖を手前に海別岳と斜里岳。 11:25





網走刑務所。 12:00





鈴木さんお薦めの能取岬。 12:30〜13:00



 今日の最終目的地は、北の爺さんのリクエストで(筆者の希望でもある)サロマ湖砂州の先端まで行ってどうなっているのか確認することなのだが、能取湖をぐるっと4分の3周してしばらく走りやっとサロマ湖が近づいてくるといった具合でとっても遠い。
 そのサロマ湖の東端、常呂(ところ)という所で昼食となった。




ところ 道の市



買った魚介類を、北海道風にその場で焼いて食べる。カキは不慣れなので上手くさばけないが、焼きは乗っければいい。シマホッケとエイのような形の魚、脂がのっていて実に美味かった!




 我々遠方からのお客は勘違いをしていたようだ。サロマ湖砂州は東西ふた手から出ているので当然、手前の網走側から目指すと思っていたのだが鈴木さん曰く、そっちには車道がないという。地図にはそれなりの道があるのだが立ち入りが禁止されているのかもしれない。それにサロマ湖をしっかりまるごと見せたい思いもあったのだろう。


 駐車場から砂州の先端まで1Kmを歩く。草も生えているし大きな岩も転がっていて、砂州という文字から想像する風景とはまったく違う。

サロマ湖灯台。湖口(ここう)という言葉を初めて知った。



波消しブロックに上がり砂州の切れ目を確認する。



サロマ湖と対岸の幌岩山(376,0m)。




定期的に浚渫工事をしないと湖口がふさがってしまうそうで、すくい上げられた土砂が台形型の山をいくつも作っていた。
15:40〜16:15



 帰りは近道をして大空へ戻ったが空はもう真っ暗になっていた。
 鈴木さんにはまる一日、暗くなるまで案内いただきありがとうございした。おかげさまで普通の観光では行くことのできない場所を見たり、豪快な焼き魚を食べることができました。さらに地場産のおみやげまで持たせていただき心から感謝しています。



 阿寒湖へ帰りすぐに夕食にした。あれこれ探すのはおっくうなのでホテルの前の「モカ」という洋食屋へ入った。何の飾りっ気もない元喫茶店風の店で、こちらも飾り気のないおばさんが一人で切り盛りしている。どうやら観光客相手の店ではないらしい。
 余り期待もせずピザを注文したがこれが普通に美味かった。酒を頼むとメニューにない、前の客が持ち込んで飲み残したらしい赤ワインを出してくれたが、これが南アフリカ産の濃口で実に美味かった。お替りを頼むとすっかりできあがった常連客が近くのコンビニへ買いに出て、同じ品ではないが同じブランドの物を仕入れてきた。やや濃厚味に欠けるもののこれもまたいけた。食事で注文したナポリタンもミートソースもカレーライスもすべて美味しかった。