アヤメ平・尾瀬ヶ原

日時 2016.9.2(金)
場所 アヤメ平(1969m)・尾瀬ヶ原(1400m)


過去の尾瀬エリアの記事はこちら☟
2014.6.3 http://d.hatena.ne.jp/wsbkm777/20140613/1402633129



本庄(5:15)〜沼田IC〜(7:25)鳩待峠[1591m](7:40)・・・横田代〈西〉[1860m](8:50)・・・横田代〈東〉(9:15)・・・中原山[1968.8m](9:40)・・・アヤメ平[1969m]・・・(10:10)富士見田代[1890m](10:25)・・・土場(10:50)・・・長沢頭(11:10)・・・長沢出合(11:50)・・・(12:10)竜宮十字路(13:25)・・・牛首分岐(14:10)・・・上の大堀川(14:20)・・・(14:50)山の鼻(15:00)・・・(16:05)鳩待峠(16:25)〜沼田IC〜本庄

歩行時間  6時間45分
獲得高度差 580m


鳩待峠


休憩所裏手の木製の階段から「鳩待通り」と呼ばれる富士見峠への登山道が始まる。



 道は針葉と落葉の樹林・クマザサ帯の中を、石や木の根、これでもかとばかりに付けられた木道の中を穏やかに登って行く。展望は全くない。
 木立を抜けるといきなり視界が開け横田代と呼ばれる斜上湿原の西端に出る。



横田代


至仏山を望む。



中原山

横田代東端からの中原山。



針葉樹とササの茂みに建つ中原山の標識。



アヤメ平

アヤメ平のアヤメがキンコウカとは!



燧ヶ岳



中原山を見上げる。アヤメ平の標高はこの中原山と同じになっているが、ここから仰ぎ見るかぎり中原山の方が高い。中原山をアヤメ平の一角と見なして表記しているのかもしれない。



アヤメ平を抜けると南面が開けた高度感のある道になり富士見田代へ下って行く。



富士見田代

富士見田代と荷鞍山。



富士見田代の分岐にある直径30mほどの池。燧ヶ岳を望むビューポイントだ。



大型のトンボがたくさん飛んでいた。



長沢新道
 展望のない樹林の中をひたすら下る。途中に急な坂が待ち構えているが、それを凌げば長沢出合はもう近い。花も少ないがスイカズラ科の赤い実が目を楽しませてくれた。


ゴゼンタチバナ(御前橘)実



苔と落葉



シロネ(白根)−シソ科



ゴマギ(胡麻木)



ムシカリ(虫狩)



ニワトコ(庭常)



竜宮
上が今回、下が一昨年の初夏


竜宮の入口。水量がまったくに違う。雪どけ水の多い夏の初めの方が多いに決まっている。



竜宮の出口。入口ほどではないが今回の方が少ない。




出口側にいた10cmくらいの小魚。イワナかヤマメ?



尾瀬ヶ原

竜宮十字路から鳩待通り方面のパノラマ



至仏山



景鶴山



燧ヶ岳



牛首




初秋の尾瀬ヶ原を彩る花々

イワショウブ(岩菖蒲)



ウメバチソウ(梅鉢草)



サワギキョウ(沢桔梗)



ミズギク(水菊)



オオマルバノホロシ(大丸葉の保呂之)の実−ナス科
ホロシとは何ぞや? ヒヨドリジョウゴを指すとの説もあるそうだが、きいたこともない。尾瀬ではオゼナスと呼ぶそうだ。花は紫色の星形でいたってきれい。



エゾリンドウ(蝦夷竜胆)



トリカブト(鳥甲)の一種



ヒツジグサ(未草)−スイレン


 今回は花も紅葉も期待していなかったのだが、ヒツジグサの花をたくさん見られたのはラッキーだった。日本での野生のスイレンはこのヒツジグサが唯一無二。場所によっては池一面、所狭しと咲いていた。水面に浮かぶ葉の紅葉もきれいである。
 ところでこのヒツジグサ、朝遅く開いて夕方早くしぼむを3回繰り返して枯れるそうだから1つの花の寿命は3日ということになる。スイレン科の花は大体そうなのだそうだ。ちなみに水蓮ではなく睡蓮であるぞ。