渋川市にある赤城自然園へ花を見に行ってきた。
レンゲショウマ(蓮華升麻)−キンポウゲ科
図鑑では秋の花として扱われているがまだ暑い時季に咲く。分布は本州の太平洋側(福島県から奈良県)で深山の木陰に生えている。高さは50〜80センチ。花はすべて下向きに咲くので花芯を写すのがとてもたいへんだ。日本特産で1属1種。花にはすぐシミが出るようで汚れのないのを探すのに苦労した。
キキョウ(桔梗)−キキョウ科
オミナエシもキキョウも秋の七草。
キセワタ(着せ綿)−シソ科
花びらが白い綿毛におおわれているところから付いた名だそうである。
コバギボウシ(小葉擬宝珠)−ユリ科
庭園の池の辺などでよく見かける。
ナツズイセン(夏水仙)−ヒガンバナ科
チョット見は美しいがスイセンとは似ても似つかない。どうしてこんな名がついたのだろう。ヒガンバナ科が示すとおり気が付いたらある日突然、株立ちに咲いていたというような花である。ヒガンバナ同様、中国原産の帰化植物といわれている。
ギンパイソウ(銀杯草)−ナス科
アルゼンチン原産の園芸植物。地表にへばりつくように咲く大きな花は可憐だが、自然園に園芸品はふさわしくない。
アサギマダラ(浅葱斑)
ヒヨドリバナ(鵯花)に吸引するオス。とまるとしばらくは翅を閉じているが、やがてゆっくりと羽ばたきをはじめる。目いっぱい広げた瞬間・・・、上手く撮れた。
名前も食・不食の区別もわからない。
最後にタマゴタケ。これは子どもでまさに卵形。色は毒々しいが風味があり、コクのあるだしが出るそうである。毒キノコのベニテングタケに似ていて、怖いもの見たさで食べてみたいキノコの代表であろう。