御神楽岳(栄太郎新道から室谷コースへ)

日時 2018.11.13(火)〜14(水)
場所 御神楽岳(栄太郎新道から室谷コースへ)1386.6m



11/13(火)
本庄(16:10)〜新潟中央JCT(19:05)〜津川IC(19:45)〜(19:50)夕食[かつ丸](20:35)〜(21:10)蝉ヶ平登山口【車中泊


11/14(水) 曇りのち晴れ
起床(4:20)・・・蝉ヶ平登山口(5:00)・・・鉱山跡(5:30)・・・(6:35)湯沢の出合(6:50)・・・股ずり岩[馬の背](8:10)・・・(9:25)高頭[こうつむり]953m(9:50)・・・(10:45)湯沢の頭[1184m](11:00)・・・殺生窪(11:20)・・・雨乞峰(12:20)・・・(12:35)御神楽岳(12:50)・・・雨乞峰・・・大杉(13:20)・・・大森(13:30)・・・(15:15)室谷登山口

歩行時間  蝉ヶ平登山口〜御神楽岳 6時間40分 御神楽岳〜室谷登山口 2時間20分 計 9時間
獲得高度差 1200m



 蝉ヶ平登山口から湯沢の出合までは、広谷川左岸の急斜面に細々と付けられたトラバース道。10本ほどの沢を渡って行くが、沢に限らずどこもかしこも滑りやすくて、一歩たりとも気が抜けない。




湯沢の出合から朝日に輝く湯沢の源頭部。 6:35



 湯沢の出合からは左手に湯沢源頭の峻険なスラブを見ながらの栄太郎新道に取り付くが、右へ左へと足元が深く切れ落ちているので緊張の連続、一歩踏み違えたら一巻の終わりである。ときにしっかりしたクサリも現れるが,過去に張られたロープは劣化し毛羽立っていて信用できない。




湯沢の頭と高頭(こうつむり)か? 7:45





股ずり岩(馬の背)と思われる岩場(下から撮影)。 8:10



上からの俣ずり岩 立っては進めないので四つん這いで越えた。 8:20




今度は登り勾配のやはり馬の背風岩場が現れる。自信が持てずロープを垂らしてもらった。 8:25




迫力ある前の沢稜。 8:45



 栄太郎新道は全行程が危険地帯だが、核心部といえるのは股ずり岩前後の岩稜帯で、よくもこんなルートを見出したものと半ばあきれる。修験者が好みそうなルート取りだが、昭和34年に最奥集落の熊倉栄太郎により開拓された新道だそうで、修験信仰の跡は見当たらない。最後のクサリ場を過ぎ、高頭(こうつむり)が近づくと傾斜は増すが極度の緊張からは解放される。




高頭(こうつむり)からの湯沢の頭。右肩に覗くのは雨乞峰か?



湯沢の頭から東へ派生する山伏尾根と磨きに磨かれた湯沢の源頭部。
9:50




湯沢の頭からの粟ヶ岳(右奥)。形が良い。



湯沢の頭を回り込むと遂に御神楽岳が姿を現わす。 
11:00




御神楽沢へと落ち込むつばくろ尾根のナイフリッジ。 11:05




殺生窪付近から御神楽沢の源頭部と、



湯沢の頭。 
11:15




雨乞峰の北面に食い込む大蕎麦谷沢の上流部。 11:45




雨乞峰からの御神楽岳。 12:20



御神楽岳山頂






湯沢の頭と水晶尾根。
12:40〜12:50



 計画では同新道の往復としていたが、この岩場を下る自信がちと持てないし時間的にももう余裕がないので、下山は室谷コースに変更。タクシー手配の準備だけは始めておいたが、山頂で室谷コースから来た単独の某氏に遭遇し、厚かましくも同乗を願い出ると快諾してくれた。ありがたい!





室谷コースを下ってすぐの所から振り返る雨乞峰と御神楽岳。左右非対称山稜でこちら側に岩場はまったくない。 13:00




2本の大杉が続けて現れた。 13:20




紅葉なすセト沢のせせらぎ。 14:55




クサギ(臭木)が艶やかに実っていた。黒い実は染物の原料になるそうである。 15:05


 下山後は速やかに車での移動となる。麓の集落までとお願いしたが蝉ヶ平の登山口まで送ってくれた。感謝感謝である!!!